児童に関わるお仕事は教師だけではありません。児童と関わることのできる資格をご紹介していきます。ご自分の意思を確認しながら、ぴったりくる働き方を見つけましょう。どれも児童に関わる仕事をする上で大切な資格で、やりがいにつながりますよ。
児童指導員
児童養護施設や障害児施設などで勤務します。施設で生活する子どもたちを保護者に代わって育成・指導・支援するのが主な仕事です。児童指導員になるためには児童指導員任用を取得する必要があります。
児童自立支援専門員
児童自立支援施設などで勤務します。不良行為をした児童や将来的に不良行為を行う恐れのある子・家庭環境等で生活指導が必要な児童が入所したり通所している施設です。児童自立支援専門員になるためには、児童自立支援専門員養成所で資格を取得するか、実務経験をつんで資格を取得するかの道があります。
児童福祉司
児童相談所や児童家庭支援センターに勤務する人のことです。18歳未満の児童や家庭に対して相談を受け、助言や支援・指導を行うのが主な業務です。児童福祉司になるためには児童福祉司の任用資格を取得して、公務員試験に合格する必要があります。
児童厚生員
児童館や児童センター・地域の子育て支援センター等に勤務する人のことです。施設に訪れた親子や児童が安全に遊べるように指導するのが主な仕事です。児童厚生員になるためには施設によって異なります。児童館勤務の場合は任用資格が必要になります。
野外教育指導者
野外教育指導者は子どもから大人までを対象に目的に応じて野外教育の活動プログラムの企画・運営を行うのが主な仕事です。野外教育指導者になるためには特に資格がなくてもなることはできます。専門的な知識を身につけるために、キャンプ指導員や自然観察指導員等の資格を取得しておくのもおすすめです。
スイミングインストラクター
スイミングインストラクターはスイミングスクールやスポーツジム等に勤務する人です。レベルに応じて水泳の指導やアドバイスを行うのが主な仕事です。スイミングインストラクターになるためには、スポーツ指導員や日本スイミングクラブ協会認定資格等の資格を取得する必要があります。
ピアノ講師
ピアノ講師はピアノの演奏の指導や音楽の基礎知識・楽しさを伝えるのが主な仕事です。ピアノ講師になるためには特に資格は必要ありません。音楽大学や音楽の専門学校を卒業し、楽器メーカや企業等の認定試験を受ける人がほとんどです。
司書
司書は図書館で本や資料等の整理や分類・図書の貸し出しを行ったり、図書館を利用する人たちからの質問や資料を集めたりするのが主な業務です。司書になるためには必ずしも資格が必要なわけではありません。司書資格を取得するためには大学・短大で司書課程を履修するか司書講習を受けて資格を取得する方法があります。
学芸員
学芸員は博物館で勤務する人のことです。資料や作品の収集や展示・保管等や来館者の応対が主な業務になります。学芸員になるためには大学・短大で博物館学の単位を履修するか通信教育や資格認定試験を受ける等の方法があります。
児童と関わることができる資格は多種多様にあります。どのように児童と関わりたいのかをしっかりと考えてそれに合わせて資格を取得しましょう。資格が特に必要ないものでも専門的な知識があったほうが有利になります。自分に必要と感じる資格についてしっかりと調べて診ましょう。