保育園はどこも同じだから、一番近いところに申し込もう、なんて思っていませんか?
実は、保育園をどこにするかで、育児と仕事の両立生活は、天国にも地獄にもなるのです。
保育園を選ぶとき、園庭の広さや遊具の種類、先生の感じのよさには誰でも目がいきます。ところが、通ってみて初めて気づく、これも大事だった!なポイントがあります。
今回は盲点になりがちな、3つのポイントを皆様にご紹介します。
保育園入園の際には、持ってきてくださいと言われる持ち物がたくさんあります。子どもの着替えの上下の数セット、おむつ、おしりふき、エプロン、タオル、などなど、毎日洗って新しいものを持っていくのは大変な作業です。
そんな中、着替えやおむつは園ですべて用意してくれ、子どもは園に到着したらすぐに園のお洋服にお着替えをする、という園も。そんな園を選ぶと、公園遊びをしても自分の洋服は汚れずに、家では泥汚れの洗濯いらず!という夢のような世界が待っています。
また、週末にはお昼寝に使う道具を持ち帰り、洗濯して月曜に持っていくのですが、これも、保育園によって大きな違いがあります。布団カバーや敷き布団カバー、バスタオルが必要な園は良いほうで、ふとんを毎週持ち帰り、月曜には持っていく、なんて園も。
一方荷物の負担の少ない園では、バスタオル2枚だけ、というところもあるので、狙い目です。こんな保育園なら月曜の荷物は片手で済み、もう片方の手で子供と手をつないであげられます。どの園が両立生活にとってラクか、は言うまでもないでしょう。着替えだけでなく、お昼寝道具に何を持っていかなくてはならないか、は忘れずにチェックが必要です。
残業が多い職場なら、保育園が何時まで延長できるのかは気になりますよね。保育園情報を見て、延長保育がある、だけで飛びついていませんか?実は、ここにも確認しておかなくてはいけない大事なポイントがあります。
延長保育の申し込みは前もってしなくてはならない園が多く、前月まで、または、3日前まで、というように期限が決まっています。「延長保育ができる保育園にしたので、いつでも残業できます!」なんて職場で宣言したのに、前もって申し込まないと延長保育を受けられないなんて、後からわかったらショックですよね。当日の急な残業には対応できず、思っていたのと違う、と後悔することにもなりかねません。
当日の延長保育の申し込みがOKな園でも、夕食をお願いするために18時までに連絡が必要、と時間が決まっているところもあります。残業は急に必要になることも多いもの。仕事が終わらないから手伝って、なんて急にいわれても、延長保育の申し込み締切に間に合わないと、断らないといけなくなります。園によって延長保育申し込みの期限は違うので、残業の可能性がある方なら絶対に確認しておきたいポイントです。
平日にお休みがある方は、子どもが保育園に行っている間に、掃除、洗濯をすませて、夕飯の下ごしらえ、なんて計画を立てているでしょう。ところが、保育園によっては、仕事を休んだ時は子どもを預けないでください、という方針のところがあります。
私の友人は、仕事が休みの時に子どもを保育園に預け、近所でお買い物中に保育園の先生に会ってご挨拶したそうです。その後、お迎えに行ったときに、子どもを引き取りに来ないことを注意されてしまったそう。仕事を休む時は預けてはいけないという園の方針をそこで初めて知ったようで、とても落ち込んでいました。
平日にお休みがあり、子どもを預けたい方にとっては、忘れずに聞いておきたいポイントです。
優しそうな先生、思い切り遊べそうな園庭、楽しそうな遊具、保育時間の中での習い事。保育園の「いいね!ポイント」はたくさんあります。
ですが、実際に保育園に通わせてみると、先生は入れ替わりがあったり、園庭がなくても近くの公園に毎日連れて行ってくれれば十分だったり、習い事もお遊び程度だったり、思っていたのと違うなぁ、と思うことも、少なくなかったりします。
今回は、仕事との両立をラクにできるという視点で、ハズせない、でも見逃しがちな3つのポイントをご紹介しました。皆様が、お子様とライフスタイルに合った素敵な保育園と巡り合えますよう、お祈りしております。
お仕事マガジンから引用