保育園に入園するために?


保育園に入園するために、いつドコで何をすべき?

秋になると、来春の保育園入園を意識して動き出すママが増え始めます。まだ秋口でも、認可保育園の申込書提出は12月頃ですので、実はもうあまり時間に余裕がないのです。そこで、効率よく申込みを進める為に、いつ何をすれば良いかを時間軸に沿って見ていきましょう。

 

 

<保活本格スタートの季節が到来!>

気候もよくなる秋口は、保活にも最適です

平成25年4月1日現在、全国の待機児童数は2万2741人で、その約80%が都市部に集中しています。(内閣府「子ども・子育て支援ホームページ」掲載資料より)現在進行中である「待機児童解消加速化プラン」により、平成29年度末までに待機児童ゼロを目指しているものの、足許の状況としては、都市部を中心に依然として保育園への入園が難しい状態が続いています。

 

その為、子どもを預けて働きたいママ達にとっては、入園を確保する為には何をどうすべきかが最大の関心事となっています。「何をすべきか」については、ガイドの過去記事で詳しく解説していますので一旦割愛するとして、この記事では、それらのやるべきタスクを「いつやるべきか」そのタイミングについて取り上げます。

入園させたい時期は翌年4月であっても、認可保育園の申込み時期は12月~1月という自治体がほとんどです。その頃までに必要な準備を済ませておこうと思ったら、実はもうあまり時間がないのです。そんな理由もあってか、実は秋口のこの時期は、翌年4月入園を希望するママ達の多くが実際に行動を開始する頃でもあります。よって、まずは秋口から春にかけての行動を整理してみたいと思います。

 

<9月~10月頃にやるべき保活タスク>

情報収集と申込書の入手

まずは市区町村のホームページをチェックして、通園するエリアにどんな保育施設があるのかを把握した上で、それぞれの申込み方法を確認しましょう。どの市区町村にも共通してある認可保育園以外にも、認証(認定)保育園、小規模保育、家庭的保育(保育ママ)など様々な枠組みが自治体ごとに存在します。申込時の取扱い(申込方法、申込窓口)は自治体によって異なりますので、予めこの時期にしっかり確認しておきましょう。また、実際に申込書を書くのはまだ先でも、先に申込み用紙を入手しておくことも忘れずに!

 

認可外保育園の場合は各園で申込みが必要になりますので、通園圏内にある園を訪ねて申込書をもらいましょう。見学や入園説明会に参加してからでないと申込みできない園もあるので、まだ参加していなければ直ぐにでも連絡して予約を入れましょう。

 

<10月~11月頃にやるべき保活タスク>

★予防接種

集団生活に入る前に必要な予防接種は済ませておきたいもの。任意接種のものも含めると、全て終えるまでにかなりの回数と期間がかかります。また、本格的に寒くなってくると体調を崩しやすく、「予定通り接種できない!」なんて場面も増えてきますので、気候のよいこの時期から計画的に受けていくことをお勧めします。

 

<12月~1月にやるべき保活タスク>

★認可保育園の申込書提出

自治体によって異なりますが、大体12月~1月に認可保育園の申込み受付けが始まります。先着順ではないので期間中に提出すれば問題ありませんが、書類内容に不備があったりして再提出となる場合もあるので、余裕を持って早めに提出したいもの。

 

<2月~3月にやるべき保活タスク>

★「不承諾通知」にひるまない!

2月頃になると認可保育園の選考結果が発表されます。めでたく入園できることになった方は、ここから「入園準備」が始まりますね。でもその前に! 希望する園に入園が決まったら、他の申込済みの園(認可外園など)に「申込取消」の連絡を入れることを忘れずに。

 

残念ながら認可保育園に入れなかった方も、まだ諦めてはいけません! 「不承諾」という何とも重々しい表現の通知書が届きますので、ガッカリしてしまうママも多いのですが、気持ちを切替えて引続き入園に向けて取組みましょう。この時期に出来ることは限られていますが、既に申込済みの認可外保育園にコンタクトして、入園を希望する意思を再度伝えておくと良いでしょう。もしまだ申し込んでいない認可外保育園があったら、今からでも申込みしましょう。先着順の園の場合、この時期に申し込んでも入園できる可能性は低いかもしれませんが、何もやらないよりは確実に入園に近づきます。

 

<さいごに……時期を問わずなるべく早く始めるべき保活タスク>

先述のとおり、認可保育園への申込みは先着順ではないので期日までに書面を提出すれば大丈夫ですが、認可外保育園などは先着順で入園者を決めるケースも多いのです。よって、「認可・認可外問わず、どこかの保育園に入園させたい!」と思ったら、なるべく早い段階で通園圏内の認可外保育園をあたって見学と申込みを済ませておくことが重要です! 待機児童が多く認可保育園への入園が困難なエリアにお住まいの方は特に注意が必要で、ここでのスピード感が後々はっきりと影響してきますよ!

 

出典: All About