認可保育園とは国が定めた基準(施設の広さ・保育士等の職員数・給食設備・防災管理・衛生管理等)を満たし各都道府県知事に認可された保育園のことをいいます。
認可保育園への入園手続きは、各市区町村に申請します。比較的、認可保育園は保育料が安価な為、認可保育園に入園待ちの待機児童は多くいます。
定員は60名~300名超と様々ですが、都内であれば100名前後の規模の認可保育園がほとんどで、施設も0才児・1才児の一人当たりの基準面積が3.3㎡と決められており、建物も比較的広く園庭もある保育園が都内でも多くあります。
最近では保育園ごとに個性が見られ、英語や音楽などに力を入れている保育園もあり、差別化が進んでいます。
出典: 保育の求人あるある
認可保育所とは、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理等)をクリアして都道府県知事に認可された施設です。大幅な公的資金補助があるため、保育料は比較的安くなっています(月額2~4万円程度)。ただし、延長保育や一時保育などのサービスは、規定に従って運営されるため、個々のニーズに応えきれない面があります。
原則として、認可保育所はその区市町村に在住・在勤・在学の人が利用できます。東京大学本郷キャンパスは文京区にありますので、東京大学で働いている方、学んでいる方なら、どこに住んでいる方でも文京区の保育所には利用を申し込むことができます(ただし、順番待ちの場合は区内在住者が優先されます)。また、台東区の保育所は、台東区在住の方だけが申し込むことができます。
東京大学では、本郷キャンパス内のたんぽぽ保育園が認可保育所です。
<認可保育所の場合>
入所対象 乳児(1歳未満)から幼児(未就学児)
開所時間 11時間
基準面積 0歳児・1歳児の基準面積は一人当たり3.3平米、2歳児以上は1.98平米
申込方法 市区町村へ
費用 市区町村が徴収(子供の年齢、親の年収によって変わるが、概ね月額2~4万円程度、詳しくは以下を参照して下さい↓)
・文京区の保育料 http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/hoikuen/ryoukinhyou.html
・台東区の保育料 http://www.city.taito.tokyo.jp/index/000018/016914.html
利用資格 保護者が、仕事や病気等で日常家庭において乳幼児の世話ができず、かつ他の同居の家族も児童を保育することができない場合。
文京区は在住・在勤・在学は問いませんが、特に需要の多い0歳児と1歳児については区内在住の方が優先されるとのことです。「保育に欠ける程度を比較する場合の評価基準」に従い点数制で決定するそうです。また心身障害児保育については、面談・試し保育を行い、家庭事情等を考慮するとのことです(人数制限はなし)。
台東区も在住・在勤・在学は問いませんが、需要の多い場合は在住の方が優先されるとのことです。
出典: 東京大学で子育て
認証保育園は東京独自の制度です。広い土地が確保できない大都市などでは、従来の国の基準(認可保育園の設置基準)をクリアできず保育園の設置が難しい状況がありましたが、その問題を解決する為に東京の特性に合った認証保育園ができました。
認証保育園には株式会社をはじめとした多くの企業が参入し、様々な保育ニーズに応えられるようになりました。
21時、22時頃まで開園している保育園や駅ナカにある保育園も認証保育園には多くあります。働くお母さんにとっては、強い見方になっている保育園と言えます。
保育料は比較的認可保育園と比べると高めですが、入園の手続きは直接保育園とやり取りが出来るので気に入った保育園と直接交渉が出来るのはメリットでしょう。また、多くの市区町村は認証保育園の保育料補助が出ているところが多くあります。
出典: 保育の求人あるある
認証保育所は東京都独自の制度です。従来の認可保育所は、設置基準等から大都市では設置が困難で、また0歳児保育を行わない保育所があるなど、都民の保育ニーズに必ずしも応えられなかったため、東京都は都独自の基準を設定し、都と区が補助しています。原則13時間以上開所しており、0歳から入所できます。駅前に設置することを基本としたA型と、保育室制度からの移行を中心とし、小規模で家庭的な保育を行うB型があります。保育料の設定は各認証保育所が行いますが、上限があります(月額7~8万円程度)。まだ数自体は少なく、現在東京大学本郷キャンパスの周辺には1カ所のみですが、お住まいの周辺を探してみてはいかがでしょうか。
東京大学では、駒場キャンパス内の駒場地区保育所が認証保育所です。
<認証保育所の場合>
入所対象
・A型 月160時間以上の利用が必要な0歳から5歳までの児童
・B型 区市町村が必要と認める0歳から2歳までの児童
開所時間 13時間以上
基準面積 認可保育所に準ずるが、弾力基準として0歳児・1歳児の基準面積を一人当たり2.5平米まで緩和する。
費用 認証保育所と利用者との契約による(月額7~8万円程度、上限あり)
申込方法 各認証保育所と保護者の間の直接契約
保育従事職員 認可保育所と同様の配置基準、正規職員(保育士)は6割以上
利用資格 保育を必要とする方。詳細は各認証保育所へお問い合わせ下さい。
出典: 東京大学で子育て
国が定めた基準は満たしていない保育施設という分類になりますが、それを補って余りある素晴らしい保育をしている園も多くあります。
無認可保育園には様々な保育ニーズに応えた保育園が数多くあります。ベビーホテルや企業内院内保育所が一例です。
出典: 保育の求人あるある
認可外の保育施設は園庭の広さなどさまざまな設置基準の関係で、国の認可を受けていない保育施設のことです。(認証保育所も認可外施設の一部になります。)東京都に申請をし、保育士の人数・保育面積・設備等で一定の基準を満たしている必要があります。ベビーホテルや深夜に開かれている保育施設なども含まれます。また、企業や官庁・大学等がその職員や学生専用に開設している保育施設も、認可外の保育施設となります。(認可保育所・認証保育所は公的補助金が投入されるため、特定組織の構成員のみに利用者を限ることができません。)
保育料の設定は各保育施設が行います。公的補助がない独立の施設では、保育所と同様に利用した場合、月額10~15万円程度の保育料になることがあります。企業・官庁・大学等が運営している認可外保育施設では、機関の補助によって保育料を抑えている場合もあれば、受益者負担になっている場合もあります。詳しくは各保育施設にお問い合わせ下さい。
東京大学では、白金キャンパス内のひまわり保育園、本郷キャンパス内のけやき保育園・いちょう保育園、駒場キャンパス内のむくのき保育園、柏キャンパスのどんぐり保育園が認可外保育施設です。
出典: 東京大学で子育て
夜間や24時間保育や一時預かりを多く取り入れている施設です。個人運営や企業運営、質も料金も様々です。
出典: 保育の求人あるある
企業内または事業所内近辺に用意された、育児中の従業員向けの託児施設です。女性が社会に進出するようになりこういった施設は多くなってきました。
いざというときに、すぐに駆けつけられること・職場の勤務時間や勤務日に合わせた保育をしてくれるのがメリットです。
出典: 保育の求人あるある
24時間交代で勤務する看護士を利用対象とする保育園が少ない中、病院が独自に設置したのが始まりとされています。
大手企業に院内保育施設の委託運営をする動きが多く見られ、女性の働きやすい環境づくりに貢献しています。
出典: 保育の求人あるある
3歳児以上を対象に日中4時間程度の保育を実施しています。「就学前の幼児に教育を行う場」という認識が一般的で、集団での生活が中心となります。
保育園でも教育的な(リトミックなど)保育を行うなど保育園ニーズが急増する中、私立を中心に夕方までの「預かり保育」を実施する幼稚園も増えています。
出典: 保育の求人あるある
平成18年から設けられた「認定こども園」は幼保一体化を目指した制度になります。
幼保連携方・幼稚園型・保育所型・地方裁量型と4タイプあります。まだまだ制度として改善しなくてはならない点は多くあるのが現状です。
幼稚園と保育園で入園を迷うお母さんも多く入るのが現状です。その悩みを今後解消しえるのが認定こども園といえます。
認定こども園の3歳児以上の子供は、担任による4時間程度の教育があります。(幼稚園機能)
また保育時間は短時間(約4時間)から長時間(約8時間)まで選べるようになっています。(保育園的機能)
子育て相談・親子登園など地域子育て支援も行っています。
親の就労義務もなくすべての子供が対象となっているのもメリットの1つです。
出典: 保育の求人あるある
ベビーシッター会社から保育士が派遣されます。首都圏では運営会社が多く、いつでも頼めるようになっています。
近年は音楽や体育など特殊家庭教師と従来のベビーシッターを兼務する
出典: 保育の求人あるある
共働きや1人親家庭などの事情によって日中保育が出来ない保護者に代わって、3歳児未満の子供を家庭で預かる保育者・保育施設の総称です。
保育料やサービスの内容などの詳細は市区町村によって異なりますが、自宅などの保育の場を提供できることが必須条件です。
また、「保育ママ」という呼称ながら、男性が従事することも可能。「ベビーシッター」や「乳母」とほぼ同様ですが、民間ではなく市区町村が設置している点が「保育ママ」の特徴です。
出典: 保育の求人あるある
<今後の展開が期待される小規模保育をご存じですか?>
子ども一人ひとりのペースに合わせた保育を重視する親御さんには特に嬉しい小規模保育の枠組み
小規模保育という新しい形態の保育所をご存知でしょうか? 2013年7月現在ではまだ施設数は少ないものの、昨年夏に成立した子ども・子育て支援法にて小規模保育という枠組みが取り入れられたことを受け、今後は比較的スピード感を伴って開園が進むことが予想されます。
実はこの小規模保育という枠組み、従来のアプローチで認可保育所を新設するよりも短期間で開園することが出来るため、今現在お住まいのエリアに小規模保育所が無かったとしても数ヶ月後には新設されて入園児童を募集しているかもしれません。その機動性から待機児童問題解消の実効策として注目されているのですが、これまでにないスピード感であるがゆえに、利用者側であるパパ・ママも今のうちからしっかり情報収集して児童募集が開始されたらスムーズに申込みできるようにしておきたいもの。
そこで今回は、全国小規模保育協議会理事長の駒崎弘樹さんにお話を伺いながら、小規模保育についての基本的かつ重要な情報をまとめました。
<小規模保育所とは?>
小規模保育所(保育園)とは、空き家やマンションの一室などを活用して6~19人の子どもを預かる保育施設で、0~2歳の児童が対象となります。これまでのように認可保育所を新設するとなると、自治体による用地確保や施設建築を経て開園するまでに2~3年かかりますが、小規模保育園の場合は4~5ヶ月程度で開園準備が整うため、待機児童が集中しているエリアにピンポイントで機動的に保育を提供することができるという強みがあります。
現時点では自治体独自の事業として運営されていますが、子ども・子育て支援法が本格施行される2015年以降は国の制度として実施され、「小規模認可保育所」として認可保育所に仲間入りします。料金についても、現在は自治体ごとに異なりますが、2015年からは認可保育所と同じ金額(世帯収入に応じた応能負担)が適用される見込みです。
<小規模保育の特徴・強みとは?>
全国小規模保育協議会理事長の駒崎弘樹さん
現在の小規模保育所では子ども3人につき保育者1名という、3:1の人員配置を基本とします。認可保育所の場合、0歳児は3:1ですが、1・2歳児で6:1と子どもの年齢が上がると保育者の比率が下がります。小規模保育所の場合は、0~2歳のどの年齢に対しても3:1の比率となりますので、手厚い配置基準であると言えるでしょう。これにより、保育者が子ども一人ひとりと向き合う時間を多く持つことができますので、コミュニケーションを十分にとって個々の内発性を重視した保育をすることで、子どもの「自己肯定感」を高めることにも繋がるのではないでしょうか。
一方で、小規模保育所は先述の通りマンションの一室などを活用するため、園庭がないところが主流です。その点については、安全に遊べる公園が近くにある立地を選んで開園することで解消することが可能なので、特に0~2歳というステージにおいてはそれほどマイナスと捉える必要はないとガイドは考えます。
<正しい情報をキャッチして納得のいく保育園選びを>
新制度が本格施行される2015年に向けて、この小規模保育所をはじめ保育園まわりの制度変更が続々と進められます。今後、各自治体からも新しい制度・体制などについて情報発信されていくと思いますので、広く情報収集して、ご自身のライフスタイルやお子様に合った納得のいく選択をしたいものです。
出典: All About