資生堂は1日、保育事業に参入すると発表した。事業所内保育所の運営受託事業会社を、保育施設運営などの子育て支援事業大手のJPホールディングス(HD)と共同出資で来年2月をめどに新会社を設立し、事業を展開する。出資比率は資生堂が51%、JPHDが49%。
資生堂は東京・汐留地区に事業所内保育施設を開設しており、これを全国展開することを検討している。これに加え、企業が従業員向けに開設する「事業所内保育施設」の大幅拡充策を政府が打ち出すなかで、事業所内保育施設を新設する動きが強まっていることなどから、JPHDとの提携で総合的な保育サービスを提供することを決めた。
資生堂は来年秋に掛川工場(静岡県掛川市)に事業所内保育所を開設する予定で、この保育所が新会社の受託第1号になる予定だ。
産経新聞 2016.11.1